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子どもたちの歓声がぶつかり合ってる。舞ってる。顔がニンマリする。国見小の運動会。
応援しながら、自分のころとの様変わりを感じる。とりわけ80メートル走と110メートル走。それも直線じゃない。ん? なぜだ。教育委員会に尋ねると「安全な100メートルの直線走路がとれない。運動会は100メートルにこだわらなくても良い」という。でも。オリ・パラや世界陸上の注目競技に100メートル走がある。直線を一気に駆け抜けるダイナミズムと興奮がある。
国見小の校庭は狭い。でも広げられない。先生たちの工夫の結果が、あの距離と走路なのだろう。ほんとにそれで良いんだろうか。
子どもが我慢や限界、挫折を知ることは生きてく上で大事だと思う。行政も万能ではない。でも子どもや先生の思いとは別に「子どもだからこの程度で良いよね」と、行政の都合で子どもの学びや体験の機会を狭めてしまうことがあるのなら、それは違う。
そんな思いの先に、元気に走り、跳び、踊る子どもたちがいる。子どもに体を動かす楽しさを伝えようと頑張る先生たちがいる。そして、運動会を支える保護者たちがいる。
そうだな、くにみ学園構想を掘り下げよう。
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