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地震直後から最も気がかりだったのが障害者や一人暮らし、高齢二人暮らし世帯のこと。民生委員、町内会長、消防団が声掛けしてるとはいえ、生活再建のための家財の片づけはできるのか、災害ゴミを処理場まで運べるのか、配ったシートは誰が屋根に掛けるのかと。一時、自衛隊派遣要請も考える。規模が掴めず断念。併せて震災と原発事故からずっと国見町を応援してくれている自治体に「応急資材が不足。助けてください」とお願いすることに。初めて。逡巡。でも栃木の茂木町は夕方に町長自身が、岩手の平泉町は総務課長が、岐阜の池田町は近隣自治体にも呼びかけ、夜通し車を走らせ、届けてくれる。北海道のニセコ町は物資と一緒に職員を派遣。国会議員も頑張る。愛知と横浜のボランティアが来る。何度も国見町を訪れた人たちは災害寄付を。そして茂木、ニセコ、池田は28日から2週間、り災調査を担う職員の派遣も。ありがたい…。決して忘れない…。
保育所と幼稚園を除く町職員は103人。でも他所に力を貸してくれる人たちがいる。「助けてください」と言う勇気の大切さを知る。
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