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真こらむ 令和4年1月

更新日:2022年1月7日 印刷ページ表示

令和4年1月

観月台のベーゼンドルファー(vol.1)

 国見フラウェンの50周年記念演奏会を聴きながら、ベーゼンドルファー290・インペリアルを見る。やっぱり、思い出す…。
 このピアノを観月台に迎えるための取り組みは、冨永町長の「ピアノ? そんなもんいらん!」の一言から始まる。平成5年1月。
 観月台より先に開館した伊達町ふるさと会館はジャズ、フュージョン、ロックのホールを、観月台は反響板を持ち、クラシックもかなうホールを目指す。だから観月台には、コンサート用ピアノがどうしても必要だった。
 ベーゼンドルファーの音色に魅せられた。このピアノは観月台の顔になる。町の品格とイメージ発信に直結する。そう直感。ほかのピアノは眼中に置かなかった。安藤係長、引地の音楽の扉を開けてくれた板垣先生、国見フラウェンの阿部さんたちと戦略を練る。何度も跳ね返される。
 1年後、ピアノ検討委員会の設置が認められる。委員には「サッちゃん」や「犬のおまわりさん」を作曲した重鎮も加わる。「小さな町の、この程度のホールは国産ピアノで十分」と重鎮。「国見だからこそベーゼンドルファーが必要」と板垣先生。じっと二人の白熱を聞く冨永町長…。

    ベーゼンドルファー    

 


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