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について

まっすぐに町と向き合い
地域資源を掘り起こす
陽と人 2022.11

まっすぐに町と向き合い地域資源を掘り起こす|陽と人

お話ししてくれた方

小林 味愛さん
東京都出身。慶應義塾大学を卒業後、省庁や民間企業を経て、2017年に国見町にて「株式会社陽と人(ひとびと)」を設立。2020年にはあんぽ柿の製造工程で廃棄される柿の皮を活用したコスメブランド「明日 わたしは柿の木にのぼる」を立ち上げた。

素材の良さを最大限に活かす、
天然由来100%のコスメ。

オレンジ、茶、白の大小さまざまな丸や四角が散りばめられ、ざらざらとした手触りが気持ちいい。受け取った名刺を珍しそうに眺めていたら、「柿の皮と和紙を混ぜて作ってもらったんです」と笑顔で女性が教えてくれた。

デリケートゾーン専用のフェミニンケアブランド「明日 わたしは柿の木にのぼる」を運営する「株式会社 陽と人」の代表・小林味愛さんだ。

「明日 わたしは柿の木にのぼる」では、あんぽ柿の製造工程で廃棄される柿の皮から抽出した成分(※)を配合したコスメを販売。敏感なデリケートゾーンにも安心して使えるよう、天然由来100%のシンプルな処方になっている。

「『明日 わたしは柿の木にのぼる』の製品は厳選した天然由来の成分(※)しか入っていないので、目に入ってもしみづらいのが特長です。そのため、デリケートゾーンだけではなく、全身に使用が可能。国見町の柿農家さんは洗顔に使用しているそうです。また、アトピーの方がご使用されているというお声もよくいただきます」
(※うるおい成分)

捨てられてしまう柿の皮を、
価値あるものに。

「明日 わたしは柿の木にのぼる」が生まれたのは、国見町の特産品である、あんぽ柿の生産者との何気ない会話がきっかけだった。

「ある日、あんぽ柿の生産者さんのところへ行き、手伝いをしながら話していたら、『これ捨ててきて』と言われたんです。見てみると、そこには大量の柿の皮。捨ててしまうのはもったいないと思って、食べられないか聞いてみたら、『昔は干して子どものおやつにしてたけど、いまは使ってないよ』とおっしゃいました。どうにか活用できないかなと思って、まず、柿の皮にどんな成分が入っているかを調べたんです。すると、お肌の引き締めやニオイのケアに向いていることがわかり、コスメにするアイディアが浮かびました」

開発に費やした期間は3年。研究機関と試行錯誤を繰り返し、やっとの思いで製品化にたどり着いた。長い月日をかけてでも小林さんがこの製品を完成させたかった背景には、あんぽ柿の生産者さんの努力をしっかりとお金に還元できるようにしたかったという想いがある。

「一年を通して柿の世話をしたり、手作業で皮をむいたり、あんぽ柿づくりには多くの時間と労力が費やされています。しかし、原発事故後、風評被害の影響がありあんぽ柿の値段が下がってしまって。少しでも柿農家さんをサポートできればと思い、開発を続けました。現在は柿農家さんから柿の皮を買い取っているので、コスメの売上が伸びることで柿農家さんの売上向上にもつながっています」

国見のひとびとの
笑顔につながる活動を。

慶應義塾大学を卒業後、国家公務員として働き、その後は民間企業でコンサルタント業に従事していた小林さん。彼女はなぜ地元の東京を離れ、国見町で起業したのだろう。

「国見町に来た時、仕事や自分自身とまっすぐ向き合っている人が多い印象を受けたんです。建前や嘘がないコミュニケーションが心地よく、そんな国見町の人を『1人でも笑顔にしたい』と思い、この町で起業しました」

「陽と人」ではコスメブランドの運営だけでなく、市場に出回らない国見町産の桃を独自の物流システムで首都圏に出荷する事業も行っている。その2つの事業に共通するのは最終的に地域に利益が還元されるということ。会社として利益をだすことだけでなく、「地域の人の笑顔につながっていなければ意味がない」と小林さんは話す。

「国見町を拠点にするならば、何らかの形で国見町に還元されることが第一。そうでなければ、ここに私たちが存在している意義はあまりないと思っています」

国見町に根を下ろし、町の産業を生み出す「陽と人」。小林さんが手がける「明日 わたしは柿の木にのぼる」のアイテムを暮らしに取り入れることは、小林さん、そして国見町を応援することにつながる。

2022.11一次生産者

蜜がじゅわっとあふれる、完熟りんご|りんご農家 くろだ果樹園

黒田 壌さん

街なかの住宅街を抜けて山のほうに少し車を走らせると、景色が変わってまわりにはりんご畑が広がっている。国見といえば桃のイメージが強いかもしれない…

2022.11地域商社

まっすぐに町と向き合い地域資源を掘り起こす|陽と人

小林 味愛さん

オレンジ、茶、白の大小さまざまな丸や四角が散りばめられ、ざらざらとした手触りが気持ちいい。受け取った名刺を珍しそうに眺めていたら、「柿の皮…

2022.11教育委員会

食を通して子どもたちと町の結びつきを育む|国見町教育委員会

菊地 弘美さん

2021年、国見町は幼稚園と小中学校の給食費の無償化を実施。その背景には子どもたちに、生きていく上で欠かせない「食」の知識を育んでほしいという想い…

2022.11寝具メーカー

上質な睡眠を国見町からお届け|エアウィーヴ

八巻 淳一さん

『最高品質のものをすべてのお客様へ届ける』という心構えで従業員一同、勤めています」寝具メーカーである「株式会社エアウィーヴ」の福島工場を案内…

2022.11一次生産者

町の農業に新たな風を吹き込む|あんぽ柿農家持地&遠藤農園

持地 良太さん

鮮やかなオレンジ色の実をかじった瞬間、とろりとした果肉の食感とコクのある甘さが口に広がる「あんぽ柿」。国見町の特産品の一つだ。…

2022.10地域資源活用

町の内と外がつながるきっかけをつくる|クニミノマド

岡野 希春さん

「こんにちは〜!」桃とりんごの木が並ぶ農園に着くと、はじけるような明るい笑顔で女性が迎えてくれた。国見町で地域おこし協力隊をしている岡野…

2022.10屋内遊び場

子育てをみんなでできる場所|こども木育広場 つながる〜む

「つながる〜む」スタッフさん

窓越しに中を見てみると、木の天井、壁、床、それに木でできた数々のおもちゃ。ここは2017年にオープンした「道の駅国見あつかしの郷」に併設して…

2022.09研修施設

町のゆたかな土壌を、農業人を、育む。|くにみ農業ビジネス訓練所

佐藤 博志さん 佐久間 秀幸さん

季節は、夏。ずらりと立ち並んだ農業用のハウスをのぞくと、中にはいきいきと育ったミニトマトや、きゅうり、なす、とうもろこしが実っている。…

2022.09ジェラート店

何度も食べたくなるジェラート|Gela 319

齋藤 礼奈さん 阿部 杏奈さん

お店に入ってみると、ショーケースには目にも鮮やかなジェラートたち。エネルギッシュな真っピンク、さわやかなライム色、まろやかなクリーム色…

2022.09道の駅

国見にあたらしい風が吹く|道の駅国見 あつかしの郷

鈴木 亮一さん 佐藤 尭彦さん

平日の昼間だというのに、駐車場はほとんど埋まり、店内はたくさんのお客さんでにぎわっている。棚には、国見の農家さんから直送された野菜や果物…

2022.09一次生産者

国見の特産品を生み育てる|桃農家 徳江農園

徳江 忠さん 徳江 エミさん

桃の木が町のあちこちで立ち並び、あおく茂った葉の中に桃色に染まったまあるい果実が実っている。「くだものの里、国見町」を象徴する夏の景色だ…

2022.09公営塾

地域と子どもの未来を見晴るかす|国見町公営塾 放課後塾 ハル

三好 菜月さん 玉村 優人さん

時刻は17時すぎ。放課後の国見小学校を訪れると、10名ほどの生徒が机にむかってもくもくと勉強に打ち込む姿があった。生徒一人ひとりの様子を見…

2022.09屋内遊び場

子どもの笑顔が響きわたる遊び場|くにみももたん広場

阿部 あゆみさん 菊池 千春さん

遊具で思いっきりジャンプしたり、場内を走り回ったり、絵本を読んだり。国見町が運営している屋内遊び場「くにみももたん広場」には、子どもたち…

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